キネシオロジーとは、筋肉の強弱や反応を調べる「筋反射テスト」によって生体内のさまざまなエネルギー状態を的確に探知し、その滞りを正常に戻す科学であり、潜在的な心や身体の不調の原因を見つけたり、その原因となっている部分のエネルギー(気)のバランスを整えることで、本来誰もが持っている自然治癒力を活性化させ、心や身体の調子を整える療法です。
キネシオロジーの語源
キネシオロジー(kinesiology) = ギリシャ語のキネシス(kinesis)“運動、動き”と、ロゴス(logos)“学問”を合成した言葉です。
日本語だと『運動行動学』などと直訳され、元々は人間の体や動きを観察する学問でした。
キネシオロジーの歴史
人間の行動を分析する学問として、ヨーロッパで研究され、その後、アメリカに渡りました。
筋肉反射テストの発見
アメリカのカイロプラクティックの現場で、
- 筋肉を押して強弱を調べた際、その時の条件によって強い時と弱い時があること
- 弱っている筋肉にマッサージしたり、体の別のポイントに触れたり、マッサージしたりすると、弱った筋肉が強くなる。
ということが発見されました(筋肉反射テストの発見です)。筋肉の機能は脳、神経によってコントロールされていることから、
- 筋肉が弱くなる→身体に不調な箇所がある→健康上の問題を発見
- 弱い筋肉を強くする→身体の不調を整え、健康上の問題を改善・解決する
という考えが生まれ、その後、さらなる研究により、東洋医学、栄養学・神経学などを融合させ、アプライドキネシオロジー(AK)が誕生しました。
アプライドキネシオロジー(AK)の誕生
もともと医療従事者の間でしか使用できなかったアプライドキネシオロジー(AK)ですが、一般家庭でも使えるようにと、カイロプラクティックの医師である故ジョン・シー博士が毎日仕事で使っていたAKのたくさんのテクニックを簡単な健康法としてまとめたものがタッチフォーヘルス キネシオロジーです。
これ以降、キネシオロジーは世界中に普及するようになりました。
さまざまなキネシオロジー
現在では、タッチフォーヘルスをベースに、キネシオロジーは200種類以上にものぼり、世界の112カ国以上で何百万人もの人々に活用されています。